わらじの掛けかた |
資料提供 浅草 中屋
1.わらじは、履く前に霧を吹き、適度に湿らせる。そして、イラストのようにクロスさせてひもを掛ける花緒になる部分は、ゆるめにしておくこと | |
2.わらじ掛け足袋をはいてから花緒に足を通す。そして、左右のひもをそれぞれの手で、上に引っぱりながら、イラストのように甲の中心で押さえる | |
3.ひもを押さえたまま、その先端を、右足の場合は右側へ、左足の場合は左側へ持っていき、かかとのところについている輪に通す。さらにそのひもを反対側の輪に下から上に通し、押さえていた手を離し、かかとの部分の輪に通したひもを、イラストのように通す | |
4.甲の部分の輪に通したひもを、その輪にひっかかる大きさの片結びにする。この輪と結び目は、サンダルのストラップと同じ役目を果たす。片結びにしたひもの余った部分は、はさみで切る | |
5.最後に、花緒の部分をイラストのようにして若干ゆるませると、動きやすく疲れない | |
着脱.着脱は、ストラップの役目を果たす中央の輪と結び目だけで出来る。ひもをすべてはずす必要はない。それゆえ、この履きかたは“早掛け”と呼ばれている |