祭のいろは
祭りの起源について |
起源は農耕民族である日本人が、五穀豊穣や子孫繁栄を願ったり 物事に感謝を表したのが起源ではないかとおもいます。
このように四季の節目ごとに、お祭りは行われてきました。季節ごとに神社の神様の神徳を讃え、感謝の気持ちを表し、人々が豊かな社会生活を営むことができるように行われてきたのです。 |
氏神様について |
むかしは、氏神さまとは血縁関係にある氏族が共通におまつりする神さまのことでした。 おまつりしたのは、その氏族の祖先神であったり、氏族にかかわりの深い神さまであったりしました。 祖先神(血縁的な神)としては、 ・中臣氏が天児屋命(あめのこやねのみこと) ・忌部氏が天布刀玉命(あめのふとたまのみこと)をおまつりしています。 祖先神以外では、 ・物部氏が神剣に象徴される布都御魂(ふつのみたま) ・藤原氏が鹿島や香取、春日の神さまなどを、氏神さまとして信仰するようになりました。 やがて、その地域の土地をお守りする産土神(うぶすながみ)や鎮守(ちんじゅ)さまとのはっきりした区別がなくなり、これらの神さまを合わせて氏神さまとしておまつりすることが多くなってきました。 氏神さまに対し、その氏神さまを信仰している人々を氏子(うじこ)といいます。氏子は人生儀礼などの際に氏神さまをお参りし、健やかで幸せに暮らせるよう祈願します。 古い時代の氏子とは、血縁関係にある一族のことを指していましたが、その氏族の土地に暮らし、氏族と一体となって暮らしを営んでいる人々も含めて氏子と称するようになりました。現在ではさらに広義にとらえ、その氏神さまの周辺の地域に居住している人々や、お祭りなどの儀礼に参加する人たち全体を氏子と呼んでいます。
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参拝の作法 |
まず鳥居をくぐる前に一揖(いちゆう)をします。次に手水(てみず)(ちょうず)の水で両手を清めて、口をすすぎます。賽銭箱に賽銭を入れたあとに、鈴のある神社では鈴を鳴らし、二拝二拍手一拝の作法にて拝礼します。二拝二拍手一拝の前後に一揖を加えると丁重な作法になります。
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修祓(しゅばつ) |
祭典において、神さまをお招きする前に心身の罪穢を祓うこと、つまりお祓いのこと。 |
神輿と鳳輦 |
どちらも神様のお乗りになる乗り物です。 大きな違いとしてはお神輿は「輿」で人が担ぐもので、車などはついていません。 ご鳳輦は「車」で曳くものです。牛嶋神社の鳳輦渡御は牛が曳いています |
「お神札」と「お守り |
古代の人々は、さまざまな危険や災難から心身を守るために、石や骨、鏡や剣といった呪物を、身近に携えていることにより、神様のお力で心身を守られると信じていました。 のちにその呪物が時代とともに形を変えて、お神札やお守りとなったと云われています。 ・お神札は、家内の安全や火災、疫病といった災厄からも私たちを守ってくれるもの で、主に神棚にお祀りしたり、門口や柱に貼ったりします。 ・お守りは、お神札を小型化したもので、木片や紙片に神社名が記されています。それ をお守り袋に入れて、常に身につけておきます。お守りは、肌守りを始めと して、厄除けや良縁、安産、交通安全、学業成就などを祈願した、さまざま な種類のお守りがあります。 |
「絵馬 |
神社に祈願をする際に奉納する、馬の絵を描いた板を「絵馬」といいます。形は板の上を山形にしたものが多く、それぞれにお願い事を書いて奉納します。 古くから神様の乗り物として馬が神聖視され、祈願のときに神馬といって生きた馬を奉納する風習があったが、その代わりとして、板に馬を描き奉納するようになったのが「絵馬」始まり。 絵柄としては、「その年の干支」「牛に乗られた天神様」「牛」「ダルマ」などがあります。 |
御神輿を上から見下ろしてはいけません! |