祭のいろは

祭りの起源について

起源は農耕民族である日本人が、五穀豊穣や子孫繁栄を願ったり 物事に感謝を表したのが起源ではないかとおもいます

太古の昔より、日本では
には、その年の豊かな実りを祈る春祭り(祈念祭)
には、稲の災害と人々の災厄を祓う夏祭り
には、収穫を感謝する秋祭り(新嘗祭)
には、新しい年の生命を育む冬祭り

このように四季の節目ごとに、お祭りは行われてきました。季節ごとに神社の神様の神徳を讃え、感謝の気持ちを表し、人々が豊かな社会生活を営むことができるように行われてきたのです。

今では、私達の価値観は違ってきてはいるものの、神社仏閣などへ参拝する人々の願いは、家族の健康、無病息災など身の回りのささやかな幸福を願い、また感謝の気持ちを表していることに変わりはないと思います。
  
*起源については、御祭神によっていろいろあるとおもいますので順次UPいたします。

氏神様について

むかしは、氏神さまとは血縁関係にある族が共通におまつりするさまのことでした。
おまつりしたのは、その氏族の祖先神であったり、氏族にかかわりの深い神さまであったりしました。
  祖先神
(血縁的な神)としては、
  ・中臣氏が天児屋命(あめのこやねのみこと)
  ・忌部氏が天布刀玉命(あめのふとたまのみこと)をおまつりしています。
  祖先神以外では、
  ・物部氏が神剣に象徴される布都御魂(ふつのみたま)
  ・
藤原氏が鹿島や香取、春日の神さまなどを、氏神さまとして信仰するようになりました。 
やがて、その地域の土地をお守りする産土神(うぶすながみ)や鎮守(ちんじゅ)さまとのはっきりした区別がなくなり、これらの神さまを合わせて氏神さまとしておまつりすることが多くなってきました。
氏神さまに対し、その氏神さまを信仰している人々を氏子(うじこ)といいます。氏子は人生儀礼などの際に氏神さまをお参りし、健やかで幸せに暮らせるよう祈願します。
古い時代の氏子とは、血縁関係にある一族のことを指していましたが、その氏族の土地に暮らし、氏族と一体となって暮らしを営んでいる人々も含めて氏子と称するようになりました。現在ではさらに広義にとらえ、その氏神さまの周辺の地域に居住している人々や、お祭りなどの儀礼に参加する人たち全体を氏子と呼んでいます。
  • 産土神(うぶすながみ 産まれた土地の守り神(地縁的な神)。その土地に産まれた人間を産まれてから死ぬまで見守り、守護してくださる神さま。神様に対して産子(うぶこ)
  • 鎮守(ちんじゅ) 一定の土地に住む人々や建物を守護する神さまのこと。国・城・寺院・村落などを守護する神。近世以降、氏神・産土神・地主神などと同一視し、各村落の神社をさすようになった。神様に対して氏子(うじこ)
  • 天児屋命(あめのこやねのみこと) 藤原氏(中臣氏)の祖先神。天岩戸に天照大神が籠もられた時、その前で祝詞を読み、天孫降臨の際に邇邇芸命に付き従って日向の高千穂の峰に降臨したといわれている。藤原氏が奈良に春日大社を作った時、武甕槌神および経津主神とともに祭り、その後全国の春日神社でお祭りされている。
    天津児屋根神(あめつこやねのかみ)・天児屋神(あめのこやのかみ)ともいいます。

参拝の作法

まず鳥居をくぐる前に一揖(いちゆう)をします。次に手水(てみず)(ちょうず)の水で両手を清めて、口をすすぎます。賽銭箱に賽銭を入れたあとに、鈴のある神社では鈴を鳴らし、二拝二拍手一拝の作法にて拝礼します。二拝二拍手一拝の前後に一揖を加えると丁重な作法になります。

  • 一揖 揖(浅いおお辞儀)を一回することをいいます。
  • 二拝 拝(深いお辞儀)を二回することをいい、二拍手とは拍手を二回することをいいます。
  • 手水 右手で柄杓(ひしゃく)を持って水を汲み、左手にかけて左手を清めます。次に柄杓を左手に持ち替えて、同じ    ように右手を清めます。再び柄杓を右手に持ち、左の手のひらに水を受け、その水を口にふくんですすぎます。
        (柄杓に直接口をつけることは誤り)口をすすぎ終えたら、もう一度水を左手にかけます。最後に水を入れた柄    杓を立て、柄に水を流してから柄杓置きに伏せて置きます。  
修祓(しゅばつ)

祭典において、神さまをお招きする前に心身の罪穢を祓うこと、つまりお祓いのこと。 
すべての祭事は修祓から始まります。まず祓所を定め、祓詞を奏上しその後、大麻及び塩湯にて神饌、玉串及び斎員、参列者を祓います。
 修祓の具としては、大麻(おおぬさ:榊の枝に麻と紙垂を付けた祓の具)・切麻(細かく切った麻と2センチ角程に切った白紙を混ぜた祓の具)・米・塩・塩水などが用いられますが、一般的なのは大麻や塩湯(えんとう:塩を溶かした湯あるいは水を器に入れ、榊の小枝で祓う)によるお祓いです。 大麻は左・右・左と振るそうです。

神輿と鳳輦
どちらも神様のお乗りになる乗り物です。
大きな違いとしてはお神輿は「輿」で人が担ぐもので、車などはついていません。
ご鳳輦は「車」で曳くものです。牛嶋神社の鳳輦渡御は牛が曳いています
「お神札」と「お守り
古代の人々は、さまざまな危険や災難から心身を守るために、石や骨、鏡や剣といった呪物を、身近に携えていることにより、神様のお力で心身を守られると信じていました。
のちにその呪物が時代とともに形を変えて、お神札やお守りとなったと云われています。

 ・お神札は、家内の安全や火災、疫病といった災厄からも私たちを守ってくれるもの      で、主に神棚にお祀りしたり、門口や柱に貼ったりします。

  ・
お守りは、お神札を小型化したもので、木片や紙片に神社名が記されています。それ      をお守り袋に入れて、常に身につけておきます。お守りは、肌守りを始めと      して、厄除けや良縁、安産、交通安全、学業成就などを祈願した、さまざま      な種類のお守りがあります。
「絵馬
神社に祈願をする際に奉納する、馬の絵を描いた板を「絵馬」といいます。形は板の上を山形にしたものが多く、それぞれにお願い事を書いて奉納します。
古くから神様の乗り物として馬が神聖視され、祈願のときに神馬といって生きた馬を奉納する風習があったが、その代わりとして、板に馬を描き奉納するようになったのが「絵馬」始まり。
絵柄としては、「その年の干支」「牛に乗られた天神様」「牛」「ダルマ」などがあります。 

 

御神輿を上から見下ろしてはいけません!
---御神輿には、御神霊がのっていらしゃいます。---

マンションなど2階以上の方は、必ず1階に下りておむかえください。
神様を見下ろしてはいけないのですよ!
もしかしたら、バチがあたるかも・・・


資料提供 浅草 中屋

帯の
結びかた

くわがた1 手拭いの結びかた 腹掛けの着かた
股引きのはきかた わらじの掛けかた

男のきもの指南
帯の結び方、着物の着方など
大変詳しく解説されています

これであなたも帯がしめられますよ!